
エコで快適・涼ライフ 心地よい 風と空気で夏をさわやかに!
これからの季節、お部屋で快適に過ごすには自然の風やエアコンとの上手な付き合い方がポイントです。
お部屋に風の通り道を作る

開口部を2か所以上開けて、風の入口と出口を確保。開口部の位置に高低差があると風が通りやすくなります。
自然の風を家の中に取り入れるには、1か所の窓を大きく開けただけではだめ。風の「入口」と同時に、「出口」を作ることが大切です。
風の入口となる窓の、反対側に位置する開口部(窓やドア、襖など)を開けると効率よく風が通り抜けます。入口を大きく、出口を細く開けると風の勢いが増し、より涼しく感じられます。二階建てなら上の階の窓を開ければ、階下から二階にかけて風の通り道が完成。
窓を開けても空気が動かないときは、扇風機を使って空気の流れを作りましょう。風の出口になるほうの開口部の外側に向けて扇風機を回し、強制的に空気を部屋の外へ出します。また、風の通り道をふさいでいる家具がないかも確認しましょう。
窓を開けても空気が動かないときは、扇風機を使って空気の流れを作りましょう。風の出口になるほうの開口部の外側に向けて扇風機を回し、強制的に空気を部屋の外へ出します。また、風の通り道をふさいでいる家具がないかも確認しましょう。
エアコンの上手な活用術

猛暑や熱帯夜が続くようなケースでは無理をせずエアコンを活用することも必要です。
ただし、冷え過ぎは体によくないので設定温度をこまめに調節しましょう。冷房時は設定温度を1℃高くすると約10%の節電になります。冷たい空気は下にたまるので、エアコンの風向きは下向きよりも水平にしたほうがムラなく効率的に冷やせます。
また、電気の無駄をなくすためにもフィルターのお手入れはこまめにしたいもの。室外機の吸込み口や吹出し口の近くにモノを置くと冷房効果が弱まり、電気の無駄になるので注意しましょう。
家庭での夏の消費電力はエアコンが約5割を占めます。自然の風や扇風機を賢く使い、心地いい空間を確保しましょう。
暮らしメモ
涼しく暮らすためのエコ・アイデア
お部屋の中をより涼しく、快適にするためには、家の外回り、エクステリアのこんなひと工夫で〝暑さを家の中に入れない〞ことも効果的です。
窓の外は緑で遮光
ギラギラの炎天下でも、木陰に入るとひんやりしてホッとします。
このように、家の南側に樹木があると太陽の日射しを遮って日陰ができ、地面からの照り返しも防げるので、室内の温度を抑え涼しく保つ効果が。植物で日射しをガードする緑のカーテンも木陰がもたらす涼しさと同様の効果があります。そして、窓の外に広がる緑は見た目にも涼しさを運んでくれます。
直射日光を上手に遮る

オーニングでおしゃれに遮光。風の通る涼しいスペースが完成します。
テラスやウッドデッキなどからの照り返しは、室温を上げる要因のひとつ。
日射しを調節でき、雨除けとしての機能もある可動式テント「オーニング」を取り付けると日射しも照り返しても防いで冷房費を抑える効果大。小窓に設置して西日を抑えるタイプもあります。
暑さを吹き飛ばすパワーがいっぱい スパイスとハーブのお話
料理をおいしくするだけじゃない健康にも効くハーブやスパイス

料理の味付けや香り付けに欠かせないスパイス(香辛料)やハーブ(香草)。少し加えるだけでいつものメニューがさらにおいしくなり、食欲増進、疲労回復などさまざまな健康効果があります。
スパイスとハーブの違いは部位の違いです。主に植物の根や茎、樹皮や種子をスパイス、葉をハーブといいます。スパイスの代表的なものはターメリック(うこん)、クミン、ナツメグやシナモンなど。シソの実やわさび、しょうが、にんにくもスパイスの仲間です。ハーブの種類は非常に多く、何万種類もあるといわれていますが、なかでもバジルやミント、ローリエなどは身近な存在。セリや三つ葉、シソの葉もハーブの一種です。夏バテでだるく、食欲がないときはスパイスとハーブを上手に取り入れて、夏を乗り切りましょう。
スパイスとハーブの違いは部位の違いです。主に植物の根や茎、樹皮や種子をスパイス、葉をハーブといいます。スパイスの代表的なものはターメリック(うこん)、クミン、ナツメグやシナモンなど。シソの実やわさび、しょうが、にんにくもスパイスの仲間です。ハーブの種類は非常に多く、何万種類もあるといわれていますが、なかでもバジルやミント、ローリエなどは身近な存在。セリや三つ葉、シソの葉もハーブの一種です。夏バテでだるく、食欲がないときはスパイスとハーブを上手に取り入れて、夏を乗り切りましょう。




暮らしのワンポイント
今年の夏は「クールシェア」を始めよう!

エアコンを消して、涼しいところに集まる新しい取り組みです
「クールシェア」という言葉をご存じですか?
ひとり1台のエアコンをやめて、みんなで涼しいところに集まろうという環境省が呼びかける新しい取り組みです。たとえば家族でひとつの部屋に集まる、ご近所で集まる、図書館やカフェ、スーパーなど身近な涼しい場所で過ごす、木陰や水辺でゆったりとした時間を過ごすなどもクールシェアです。